こんにちは。
以前の記事で、幸福度の50%は遺伝子で決定している。
つまり、生まれながらにして、幸福度の半分は決まっていることを紹介しました。
40%は自分で決めた行動を行うことで決まると言われています。
因みに残りの10%は環境でしたね。
つまり、自分で決めた行動を行なっている人が幸せなんです。
簡単でしょ。
簡単な話ですが、「自分が決めた行動を行なえている人」ってそんなに多くないのではないでしょうか。
それは、なぜか。
私見ですが、「人間関係」が深く関わっていると思っています。
例えば、無人島で一人であったら・・・。
したいと思ったことを自由にできるのではないでしょうか。
現在は、ネットの普及によって便利にはなった反面、人の目、世間体を気にする人が増えているように思います。
便利になったが故に、人が幸せを感じにくい世界になっているのであれば
それは勿体ないことですよね。
今日は、アドラーの心理学に学んで幸せになる勇気をもっていきましょう。
トラウマなんてない
心理学の3大巨頭の一人、フロイトは原因論を唱えました。
つまり、「過去があったからいまがあるという考えですね」
例えば、「昔、いじめられていたから人付き合いが苦手になってしまった」という考えです。
それに対して、アドラーは目的論を唱えています。
アドラーは「トラウマなんてない。今のままが楽だからトラウマを利用しているだけ」という考えを持っています。
例えば、「好きな子に告白したいけど、イケメンではないから告白しない」という考えは
イケメンではないことを利用して告白しないように自分でしているという考えです。
そうすることで、告白してうまくいかない可能性がある状態から逃げているというのです。
トラウマだけではなく、怒りや劣等感も我々、人間は利用しているといいます。
なので、過去の出来事は関係なく誰でも変わることはできるのです。
なんとなくわかるけど、変わる勇気は必要ね。
自分の課題はどこまで?
アドラーは、すべての悩みは対人関係と言います。
そして、大体があなたの課題ではないのです。
お金の悩みも対人関係なの?
お金も、「誰からもらう?」「誰と比べて稼ぎたいの?」そもそも、お金は誰かの商品やサービスと交換する道具に過ぎないです。
そのため、お金も仕事も、恋も、この世のすべての悩みは人間関係と言います。
その上で、悩みの課題のほとんどはあなたの課題ではないです。
例えば、告白の例ですが、
よく「振られるかもしれないから告白しない」という考えを聞きます。
しかし、振る振らないは相手が決めることで自分はどうすることもできないのです。
つまり、自分の課題ではないのです。
自分の課題は、あくまで「告白」を実行するかしないかです。
「自分の行動」に対して相手がどう思うかは分かりません。
細かい気遣いをすることで「素敵な人」と思われることもあれば、
「神経質でいやだな」と思われることもあります。
自分の思い描く理想的な行動だけすればいいのです。
幸福は共同体感覚
アドラーは共同体感覚こそが幸福だと言います。
自己受容する
まずは自己受容しましょう。
60点の自分をありのまま受け入れましょう。
特に行為レベルではなく、存在レベルでの自己受容をしていきましょう。
行為レベルでの自己受容とは、「仕事でお金を稼いできている自分」を受容するといったようにい
何か成果や行動をした自分を受容するものです。
ではなく、存在レベル。「ここに自分がいるだけでいい」といった感覚で自己受容をしてあげましょう。
他者を信頼する
他者を信用ではなく、信頼しましょう!
無条件に信頼して、裏切られたらどうするの?と思いますよね
ただ、アドラー心理学では、裏切るかどうかは自分の課題ではありません。
他者に貢献する
ここまでくると、他者に貢献できるといいます。
他者に貢献することこそが、幸福であるといいます。
自分の行動ができない理由
話が戻りまして
人間の幸福の40%が自分の行動で決まる。
簡単なことなのに、なぜ人は幸せになれないのでしょうか。
おそらく、相手の課題にまで踏み込むことで嫌われることだけを恐れたり、
トラウマを利用して自分を守っているからではないでしょうか。
無人島で孤独の生活だったら、SNSがなかったら・・・。
今より便利ではないと思いますが、今より幸せであったのかもしれません。
もし、「やってみたいこと」「やりたいこと」「目指したいこと」があるのであれば
「やってみる」という自分の課題に取り組んでみませんか?
今から始まる自分の幸福のために。
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